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「現状に満足しないけど、無理もしない。」いつもの仕事に、ちょっとだけ新しい変化を。イラストレーター オカタオカさん

仕事の日も休日も、日々の暮らしを楽しそうに過ごし、“いいあんべぇ”なライフスタイルを送る人物にスポットを当てたインタビュー企画「いいあんべぇな大人たち」

今回お話をお伺いしたのは、『POPEYE』や『BRUTUS』などの雑誌へのイラスト提供や飲食店のロゴマーク、ミュージシャンのアートワークなど多岐にわたってご活躍されている人気イラストレーターのオカタオカさん。 

Eanbeでは2021年2月にリリースした「DRUNKEN vietnam Jacket」の刺繍デザイン、そして21SSのアロハシャツ「DRUNKEN」のアートワークを担当していただいています。

今回、ご本人にアロハを直接お渡しして撮影をするのと同時に少しだけお時間をいただき、オカタオカさんにとっての「いいあんべぇ」とは何か、お話を聞かせていただきました。

※いいあんべぇは、沖縄などの方言で気分が良い時に使う言葉

Eanbeアロハを実際に着てみて

ーー前回のベトジャンから、今期アロハのデザインまでありがとうございました!今日はEanbeのアロハを実際に手にとって着用もしていただきましたが、どんな印象ですか?

やっぱりプリントのクオリティがすごいですね。写真で見るのでもすごいなと思っていたんですけど、実物見るとこのパキッと感がインクジェットとかとは全然違うので。やっぱり職人さんがやるとすごいなと。本当に細かいところとかも見えるので。細かいデザインのものをアパレルに納品したりして、インクジェットとかだとつぶれちゃったりとかもあるんですけど、これは再現率が高くて嬉しいですね。

ーー嬉しいです。今回、ここの小さなリスの鼻の穴だけ無理だったんですよ。ここだけはちょっと難しいと言われてしまって。

僕もね、これは気付かないレベルです、全然(笑)


ーー京都からサンプルが送られて来て、この部分だけは限界と言われて。それ以外は全部出せているんですけど。

すごいですよね。リスの鼻の穴、めっちゃ細かいですもんね。これはほんと僕も気付かなかった。あと、実際に着てみて肌触りもすごくいいので着心地がいいです。サイズ感もいいし発色もよい感じです。

ーーありがとうございます!アロハ、どんなときに着ていただけますか?

やっぱり海行きたいですね。クルマに乗って海に行くとき。あと、夏に宮崎とか鹿児島に帰ったときに着たいです。(※オカタオカさんは宮崎生まれ鹿児島育ち)


ーーコーディネートも今のこの感じでめちゃくちゃ合ってますね。

普段の感じそのままさらっと着れるので、別にこのアロハを着たからアロハに合わせてコーディネートしようとかじゃない、ラフさみたいなのがいいなと思いました。


※ベトジャンに続きあまりに似合いすぎていたため、今回もアロハおじさん嫉妬

いつもの仕事にちょっとだけ新しい変化を

ーー少し話題を変えて。お仕事でこだわりや大事にされていることってありますか?

大事にしていること。どうなんでしょうかね。あんまり無理しないというか、自然体というか。こう言ってしまうと語弊があるかもしれませんけど、頑張りすぎないみたいなところが自分の中であって。仕事って楽しいんですけど、やっぱり楽しいだけじゃないから、真面目になりすぎるとどうしても疲れちゃう部分だったり、飽きちゃったりすることとかあるんです。

そこでいうと、僕以外に分かるか分からないかぐらいの感じで、ちょっとだけ新しいことをやってみるとか、そういう工夫みたいなのはしてるかもしれないですね。長く続けるというか、自分を飽きさせないためにも、人には分かるか分からないかぐらいのチャレンジを意識してやったりしてるような気はします。

ーー例えば、どんなチャレンジをされているんでしょうか?

本当に微妙な範囲なんですけど、タッチをちょっと変えてみるとか、ちょっと影をつけてみたり、ベタ塗りのところをちょっとテクスチャー入れてみたりとか。その程度なんですけど、そういうことを意識してやったりしてますね。


ーー小さな変化をつけようと思ったきっかけはあったんですか?

みんな多分、イラストレーターとしてそれぞれアップデートはしていってると思うんですよ。それでいうと、現状に満足しないということになるのかもしれないです。ただ、きっかけというよりは自然とそうなった感じですね。イラストレーターになって最初のうちは仕事が入ってきて、それだけで全然よかったんですけど、やっぱり同じことをずっとやってもしょうがないので。だから、ちょっと自分のスタイルに飽きてきたタイミングで新しいことやってみようかな、みたいな。


仕事中の“いいあんべぇ”と思い出深い仕事について

ーーお仕事をされていて、“いいあんべぇ”な瞬間ってどんな時ですか?

クライアントとかに満足してもらえるのはもちろん前提としてあるんですけど、自分が思っていた以上のものが出来たとき。それこそさっき言った、新しいことにチャレンジして、それがうまくいった瞬間とかもそうですかね。

あとは、このアロハみたいに出来上がったものを初めて見る瞬間。雑誌だったら納品する時点で「ああ、いいもの描けたな」というのがあるんですけど、それが実際にできて書店に並んでいるのを見たり、実際にモノになって見る瞬間っていうのはやっていて楽しい瞬間かもしれないです。


ーーこれまでやられてきたお仕事の中で、特に印象に残っていることはありますか?

音楽はいろいろなジャンル好きなんですけど、高校のときからチャットモンチーが好きだったんですね。それで、チャットモンチーのツアーグッズなどのデザインをしたときは、ほんとやっててよかったなというか。そういう瞬間は今でも思い出深いです。



何気ないけど、音楽をかけながらドライブをすることが楽しい

ーー普段の生活の中での“いいあんべぇ”も教えてください!

結構普通になってしまうんですけど、クルマでドライブとかそういう感じのときが楽しいです。クルマが好きなので、クルマに乗ってどこか出かけたりとか、別に目的もなくどこか走ったりとか。あと、クルマで音楽を聴きながらっていうのが楽しみですかね。何気ないですけど。

ーー休日とか休みの時間を使って行かれるんですか?

そうですね。休みの日にはとりあえずクルマに乗りたくはなります。


ーー前回ベトジャンのサイズをお伺いしに個展に行かせていただいた時も、クラシックカーやビンテージカーをテーマにしていましたが、クルマにハマったきっかけは何だったんでしょう?

ハマったきっかけは、父方の家系がみんな乗り物好きで。クルマとかバイクもそうなんですけど、多分そういう影響もあると思います。あとは、中学生のときにプレステのソフトで『グランツーリスモ』っていうのがあるんですけど、あのゲームが結構きっかけの1つなんです。すごくやりこんでいました。

※『グランツーリスモ』は97年に発売されたプレイステーション用のレーシングゲーム



ーー「グランツーリスモ」はむちゃくちゃ意外です!南米に行かれてた時もインスタでクルマの写真を撮られていましたよね。

メキシコとキューバには行きましたね。あれはクルマを見に行くというのが別に目的ではなかったんですけど、やっぱりいいクルマがたくさんあるので、おのずと写真をたくさん撮っちゃうって感じでした。

※オカタオカさんの愛車VOLVO940

 

ーードライブ中の自分流のこだわりはありますか?

音楽ですかね。何でも聴くんですけど、その時間帯に合わせた自分なりの選曲をするというのが結構楽しいかもしれないです。夜はちょっと落ち着いた曲を聴くし、どこか出かけるっていうときはテンション上がるような曲。みんなそうだと思うんですけど。それで自分でプレイリストを作ったりとかはやってます。

あと、デッキは壊れているんですけど、携帯用のカセットデッキがあって。それをクルマに乗せているので、カセットテープを聴きます。友達が作っているミックステープとかだったり、普通の販売されているようなやつだったりとか。

ーーめちゃめちゃお洒落ですね。ファッションもこだわりがあると思うんですけど、普段どんなファッションを好んで着られていますか?

古着がほぼで。ファッション誌とかまったく読まなくなったので、ここ5年以上読んでないから、ファッションに興味があるかと言われたらちょっと分からないんですけど。でもほんとここ5年以上かな、ずっと古着ばっかり着ていて。でも古着でいうと、L.L.Beanだとかエディー・バウアーとか、ちょっと昔の90年代のものか、もうちょい古いアウトドア系のTシャツとか、そういうのを選ぶことが多いですね。

 

これからの新しいチャレンジ

  

ーー今後、チャレンジしていきたい仕事はありますか?

チャレンジしたい仕事はいろいろあるんですけど、絵本ですね。絵本、好きなんです。今まで2作出しているんですけど、自分の納得いくストーリーを考えて、もちろん絵も自分で。絵本はこれからもっとやれたらなと思っています。

渋くてかっこいい愛車を紹介していただきながら、お仕事への姿勢や日常のいいあんべぇなひとときについてお話ししてくださったオカタオカさん。

「また余裕で俺より似合ってる、、、」着用姿を見て、Eanbeのアロハおじさんがボソッと嫉妬を口に出してしまうほど、今回も完璧に着こなしてくださいました。

今後の新たなチャレンジと素敵なイラスト、これからも楽しみにしています!オカタオカさん、ありがとうございました!



【プロフィール】

オカタオカ

1986年宮崎生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。『POPEYE』や『BRUTUS』などの雑誌へのイラスト提供や飲食店のロゴマーク、ミュージシャンのアートワークを手がける。

 ■オカタオカさんInstagram

https://www.instagram.com/okataoka/

■HONEY STONE STORE

https://honeystone.thebase.in/

■愛犬アビーとの保護犬日記

https://www.instagram.com/abbie_in_the_life/

■絵本『しんまいぐま』

■絵本音でよむ昔ばなし2  3びきのこぶた

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