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「ベトジャン」の基本と「ベトジャンコーデ」のコツ

ベトナムジャケットコーデ

こんにちは!沖縄生まれのアロハシャツブランド「Eanbe(イアンべ)」の代表をしとります、アロハおじさんと申します。

何を思い立ったか、今回から不定期でブログを更新していきたいと思います。

このブログではEanbeを既に愛用してくださっている方やEanbeが気になっているという方に向けて、

  • Eanbeの商品について
  • Eanbeのアイテムの着こなし方
  • アロハシャツのお手入れについて
  • Eanbeの商品製作の裏側
  • その他

などなど、サイトに来てくれた皆さまに少しでも役立つ内容を書きたいと思っております。

早速、今回は「ベトジャン」についての記事でございます。(アロハシャツじゃないんかい)

「そもそもベトジャンとはどんなアイテムなのか」を紐解きつつ、Eanbeオススメの「ベトジャンコーデのコツやポイント」をご紹介。

是非最後まで読んでもらえたら嬉しいです!


「そもそもベトジャンとは?」

ベトジャンの由来と歴史

「そもそもベトジャンって何?」という方に向けて、簡単に歴史を絡めてご説明を。ベトジャンは「ベトナムジャケット」の略で、1960~70年代のベトナム戦争時にアメリカ兵のリクエストで誕生したライトアウターです。※英語表記は「Vietnam jacket」

戦争が終わり祖国に無事帰還する際の記念品や土産品として、使用した寝袋やパラシュートなどの生地にベトナム由来の刺繍を施し、ジャケットに仕立て直して作ってもらっていたのがきっかけと言われています。

一般的に古着やビンテージ、復刻などで流通している物には、所持していた米兵の駐留した土地にちなんで、ベトナムの地図やHANOIなどの地名、ベトナムにまつわるモチーフ、戦争に関連したメッセージ、虎の絵や「福」といった文字の刺繍が施されています。

 

スカジャンとの違い

ベトジャンと似たものでスカジャンがありますよね。スカジャンは戦後間もない頃に横須賀基地の駐留米兵がオーダーした、日本の「スーベニアジャケット」を指します。

スカジャンという名称の由来は「横須賀ジャンパー」の「スカ」を文字った説や、「スカイドラゴン」の刺繍が多かったことからなど諸説あるとのこと。

ベトジャンが戦争中に使用した品を仕立て直したものに対し、スカジャンは米兵たちが自前の上着に日本的な刺繍を施したもので、ナイロンやサテン、ベロア(別珍)といった素材が使われることが多いです。

 

「スーベニアジャケット」とは?

アメリカへの帰還兵が戦争時に駐留した国にまつわるモチーフを刺繍して作ったのがベトジャンやスカジャンですが、祖国への土産品としていたことから、総称して「スーベニアジャケット=土産物のジャケット」「スーべニールジャケット(SOUVENIR JACKET)」と呼ぶこともあります。

 

ベトジャンコーデのコツとポイント

最近では芸能人やファッション好きからも人気の高いベトジャン。そんなベトジャンをかっこよく着こなすために、実際にEanbeのベトジャンやアロハシャツを使用したコーデをいくつかお見せしながらポイントをご紹介します。
 

1.白Tシャツやシャツに合わせる

 

ベトジャンのコーデ


ひとクセある刺繍を目立たせるために、シンプルなインナーと合わせるコーディネートが鉄板であり王道だと思います。

白のTシャツ(シャツ)はブラックやカーキのボディにうまく馴染むので、まずはこの組み合わせから。インナーの丈が少しジャケットの裾から出るくらいのサイズ感がシルエットも綺麗になるのでオススメです。

 

2.好みのテイストに合わせてパンツを選ぶ

ベトジャンを使ったコーデ


ミリタリーアイテムではありますが、どんなパンツにも合わせられるのもベトジャンのいいところ。

パンツはスラックスを合わせればシックで大人っぽいスタイルに、デニムを合わせればアメカジテイストに、チノパンを合わせればストリートやカジュアルテイストに。
 

ベトジャンとデニムのコーデ


他にも軍パンを合わせたりワイドパンツを合わせたりと、パンツを変えることで自分好みのスタイルで着用可能な万能アウターなのです。
 

3.足元は自由!刺繍の色を拾えばこなれ感を演出

ベトジャンコーデ


シンプルなインナーを合わせている時は、足元にはスニーカーや革靴、サンダルなど自分の好きなデザインや色の靴と簡単に合わせることができます。

ベトジャンコーデ

 
刺繍デザインで使われた色のスニーカーなんかを合わせると、上級者っぽく見えたりします。

 

4.アロハシャツや柄シャツとの合わせを楽しむ


一般的なベトナムジャケットは胸の辺りにワンポイント刺繍があるくらいで前面がシンプルなので、中にアロハシャツなどの柄シャツを合わせてもいい感じに仕上がります。

ベトジャンとアロハシャツのコーデ

 
そのまま前を閉めて合わせるのもいいですし、前を開けて柄をチラ見せすることでレイヤードを楽しむ着こなしもオススメ。

ただし一点気をつけたいのが足元。アロハシャツの柄は基本的に印象が強いので、柄で喧嘩しないように革靴やシンプルなスニーカーを選ぶのがポイント。

ベトナムジャケットのコーデ


ベトジャン自体もカジュアル寄りのアイテムなので、アロハシャツと合わせる際はシンプルな足元でバランスをとってあげるとコーデが引き締まります。
 

5.春秋にショートパンツと合わせてみる

ベトジャンとショーパンのコーデ


少し好みが分かれたり難易度は高めですが、ベトジャンは基本的にライトアウターの分類になるので、涼しい日にはショートパンツと合わせたコーデもオススメです。

ベトジャンとショーパンのコーデ


僕個人もこの着こなしはかなり気に入っていて、ハットを被ることでカジュアルすぎないシックなスタイルに仕上がります。

6.ちょい寒い日にはスウェットやパーカーの上に

ベトジャンとスウェットのコーデ


よほど寒さに強い人でないと真冬は厳しいかもしれないですが、パーカーやスウェットなど秋冬用のインナーの上に羽織る着こなしも◯ 無地は勿論、多少のプリントがあってもいい感じに着用可能です。個人的に色はグレーが一番オススメです。フルジップのパーカーでレイヤードを楽しむのもGOOD!!

 

Eanbeオリジナルベトジャンとその特徴

 “アロハに合うアウター”シリーズ

Eanbeでは先述の本家ベトジャンをオマージュしたオリジナルの刺繍ベトジャンを、“アロハに合うアウターシリーズ”と題して毎年リリースしています。少数生産ではありますが、毎年完売の人気定番商品の1つとなっています。

無骨なミリタリーアイテムとして知られるベトナムジャケットに、アロハシャツブランドらしいポップな要素を刺繍デザインにミックスさせているのが特徴です。

酔っ払った白熊の刺繍


また、一般的なベトジャンのサイズ感として丈が短めなものが多いのですが、Eanbeではアロハシャツの裾が出過ぎてしまわないよう、他社さんのベトジャンの丈より5~6センチほど長めに作っているのも特徴の1つです。タイトよりは少しゆったり着ていただくのを推奨しています。

 

シリーズ第3弾の刺繍テーマは「琉球」

Eanbeの刺繍ベトジャンも今年で3作目。2022年5月15日、Eanbeの故郷・沖縄は本土復帰50周年を迎えました。そんな歴史的節目の年を記念して、"アロハに合うアウター"シリーズ第3弾のテーマに選んだのは「琉球」です。

琉球をテーマにしたEanbeのベトナムジャケット


身にまとう人に「沖縄をもっと身近に感じて、いいあんべぇになって欲しい」という思いを込め、沖縄の文化・自然・心をEanbeらしい解釈で表現した刺繍ベトジャン「京太郎」と「山猫」の販売を開始しています。

エイサーのお調子者「チョンダラー」

まずは「京太郎 Vietnam Jacket」のご紹介を。

 

沖縄の伝統芸能エイサーの中で、滑稽な容姿や踊りで楽しませながらも、踊り手の鼓舞や隊列を整えるなど重要な役割を担う道化師「チョンダラー」がメインモチーフ。



背面には琉球獅子舞と踊るチョンダラー、前面には琉球を象徴する守礼門とチョンダラーの本名「京太郎」の刺繍をあしらった1着です。

チョンダラーのモデルとなったのは実在した人物だそうで、京都出身で名前が太郎。「京都から来た太郎」が「京太郎」となり、なまりで「チョンダラー」になったのだそうです。

ちなみに、偶然か必然か、今回の刺繍のアートワークを担当したのがタトゥーアーティスト・TKさんという方なのですが、京都と沖縄を拠点に活動している方なんですよね。

商品ページはこちら


夜型で何でも食らう「西表山猫」

続いては「山猫 Vietnam Jacket」



沖縄県八重山列島の西表島に生息し、夜行性で雑食なことで知られる絶滅危惧種「ヤママヤー」ことイリオモテヤマネコがメインモチーフ。



"かぎしっぽ"に"オッドアイ"という幸運を招くと言われる特徴を2つ持つ架空のヤマネコを背面に、前面には猫の顔と「山猫」の漢字刺繍をあしらった1着です。

一般的なベトジャンは虎の刺繍が多いですが、琉球がテーマということで「山猫」になっています。僕自身、沖縄出身ながらイリオモテヤマネコを生で見たことないんですけどね笑

こちらも刺繍のアートワークは、TKさんに担当していただいています。

商品ページはこちら


ちなみに、即完売となった過去2作はこんな感じです。

 

【2020「DRUNKEN Vietnam Jacket」】

DRUNKEN ベトナムジャケット


コンセプトは「酔っ払い」。「先行きの見えない時代」「価値観の変革が起きつつある」そんな気難しい世相に考えを巡らせて日常を送る中でも、たまにはお酒を呑んで、ただ酔っぱらって、いい気分になるひと時を作ってほしい。そんな思いを込めて作成。

2024年2/3より再販を開始しました!

商品ページはこちら

【2021「DARUMA Vietnam Jacket」】

DARUMA ベトナムジャケット

 

コロナ禍もピークより落ち着きを見せ、かつての日常の風景を取り戻そうという空気が世の中に漂っていた2021年。第2弾は「何度転んでも立ち上がる」でおなじみの「だるま」を刺繍テーマに採用。


終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。シンプルに合わせたり、柄物に合わせたりと、幅広いコーデに対応できるベトナムジャケットは万能アウターと言っても過言ではありません。

みなさんも是非ベトジャンをゲットして、思い思いのコーデを楽しんでみてください。

それではまた!


【リンク】
▽DRUNKEN Vietnam Jacket:https://eanbe.jp/products/drunken-vietnam-jacket-re

▽京太郎 Vietnam Jacket:
https://eanbe.jp/collections/outer/products/kyotaro-vietnam-jacket

▽山猫 Vietnam Jacket: https://eanbe.jp/collections/outer/products/yamaneko-vietnam-jacket

▼Eanbe online store: https://eanbe.jp/

▼Instaglam: https://www.instagram.com/eanbe_official/

▼Eanbe Official LINE:
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